訪問介護との連携
この場合のように同居家族がいると家事支援が介護保険では対応出来ません。自費ヘルパーや有償ボランティア等の社会資源の活用を検討しましょう。奥様が認知症が進み調理が出来なくなった時には、介護認定をうける必要があります。同居家族がいる場合の訪問介護について調べてみましょう。
(ヘルパーさん等に調理を頼むときは、主治医のコメントを共有して注意点などを守るように連携を取って下さい。)
主治医との連携
65歳以上の約2割は低栄養傾向であるという報告があります。
また、食事療法が必要な人は約3割いるという報告もあります。とくに高血圧、糖尿病、腎臓病を患っている人は食事療法が必要となってきます。しかし在宅では食事療法が必要な人に応じた食事の提供が不十分であることが問題となっています。
ご本人やご家族で食事を用意することが難しい場合には、配食サービスを利用するのも一つの選択肢です。配食サービスを利用することで、料理の負担軽減、片付けの負担軽減、栄養不足の負担軽減など多くのメリットがあります。
また、配食事業所によっては糖尿病の人のために糖質制限された食事やカロリー制限された食事、たんぱく質や塩分を調整された食事など様々な種類が作られています。
その人に合った食事内容を医師や管理栄養士と相談しながら選択し、必要に応じて上手に使うと便利ですね。
支援のネットワーク
エコマップを書いてみてください。そして、其々の仕事を理解して誰にどのような支援を頼むことができるか、話し合ってみましょう。
【執筆者】
吉松美津代(NPO法人千葉西地域包括多職種の会 代表・主任介護支援専門員・薬剤師・社会福祉士)
雜賀匡史(さいがケアファルマ合同会社 代表・薬剤師・介護支援専門員)
※注意※
カードをコピーしての使用はご遠慮ください。万が一、コピーされたものを発見した場合、問い合わせよりご連絡ください。
更新日:2022年4月1日