民生委員やボランティアにお願いする時の注意点
民生委員
通常、担当の民生委員さんは教えてもらえません。管轄の社会福祉協議会に「連絡を下さい。」とお願いします。守秘義務があるので、知っているからと担当外の民生委員さんに話したりしないように注意しましょう。出来ること出来ない事の確認も必要です。
ボランティア
認知症の対応や病気の知識があるとは限りません。頼むときは、詳細な打ち合わせをしないとトラブルのもとになります。車いすの移乗の仕方、押すスピード等、利用者に不安を与えない介護の仕方を共有しましょう。
移動には介護保険で出来ない事も多いので、地域の助け合いを利用することがありますが、地域包括支援センターと連携し、金額等情報の共有をすることも必要です。
利用者さんによっては、ご近所さんに今の状態を知られたくないと思っている方もいます。利用者さんと良く話し合って気持ちに配慮した社会資源の活用を心がけるようにしましょう。
障害福祉との関係
青山さんは、障害程度等級 3級に指定されています。
介護保険サービスだけではなく、障害者福祉サービスも調べてみましょう。
申請しなければ使えないサービスもあります。
どのサービスがどの制度で優先されるのかも知っておく必要があります。
介護保険・障害者福祉・医療保険それぞれのサービスを調べてみましょう。
【執筆者】
吉松美津代(NPO法人千葉西地域包括多職種の会 代表・主任介護支援専門員・薬剤師・社会福祉士)
雜賀匡史(さいがケアファルマ合同会社 代表・薬剤師・介護支援専門員)
※注意※
カードをコピーしての使用はご遠慮ください。万が一、コピーされたものを発見した場合、問い合わせよりご連絡ください。
更新日:2022年4月1日