同時に複数グループがこのカードを使う場合の進行のポイント

大人数での研修、学校の授業や実習など、同時に複数グループで事例検討やディスカッションを実施する場合は、時間のコントロールも含めて管理が必要になってくると思います。

特に参加者全員がカードへの理解がない場合、最初に全体責任者や講師の方がカードの構成や進め方の説明をしっかり行いましょう。

進行の筋道は大きく2つあります。

ひとつは、全体で進行を統一するやり方です。

具体的には、全体で同時にカードをめくり、議論のテーマも全体にアナウンスし、一定時間までグループで議論、時間になったらまた全体でカードをめくって次に進む、というやり方です。
この場合は、コントロールがしやすいというメリットがあります。

もうひとつは、終了の時間だけ合わせて、各グループに進行を委ねるやり方です。
最初にカードの基本構成や使うカードのピックアップ、議論の進め方など、最低限の説明をした上で、グループディスカッションに入りましょう。
この場合は、各グループごとの状況に応じてしっかりディスカッションができるところがメリットです。

大人数で行う場合は、議論の深まりがバラバラで、かつ責任者がそれを把握するのが難しいこともあると思います。
ですから、どちらのやり方でも、途中や最後に解説を入れたり、全体でアイディアをシェアする時間をとれると理想的です。
Webの記事を活用して解説していただくのも良いです。

なお、グループに進行を任せる場合は、全体に進め方の説明をした上で、それぞれのグループに進行役のような立場の方を置いたり、グループの中で進められるように声かけをしましょう。

進行については、こちらでも解説していますので参考にしてください。