学生がこのカードを活用するには

介護、福祉または医療系の学生の方の実習や演習授業などでカードをお使いいただいている事例もたくさんあります。

介護系の学生が、介護プランを考えたり事例検討の演習授業でお使いいただく場合もありますし、それ以外の看護学部や薬学部など医療領域を学ぶ学生の方々でも授業でご活用いただくことができます。

カードに出てくる様々なテーマについて、それぞれの専門領域ではこれまで勉強してきたことを活かして深く議論しつつ、それ以外のテーマにおいては一般市民目線で、利用者様本人や家族になったつもりで、何が不安か、何が問題になりそうか考えてみるようにしてみてください。

介護保険サービスについて知らなかったとしても、自分なりに思いついた素朴な対応方法について話してみて、それをきっかけに介護現場について理解することができます。

過去の事例では、薬学部生の実習において、カードを用いてディスカッションをしながら、主任ケアマネジャーさんが介護現場のこと、ケアマネジャーの仕事のことを解説し、介護現場において薬剤師としてどのようなサポートをしてもらいたいか、連携したいかを伝えていらっしゃいました。

このように、事例検討以外のことを主目的にお考えいただくことで、介護系以外の学生の方でもお使いいただけますし、もちろん介護系の学生の方にじっくり事例検討をしていただくことも可能です。

特に学生の方々には、様々なキャラクターが出てきたり、カードをめくりながら進めるこのスタイルにリアリティや愛着を持てると好評です。